BLWを始めたいけど、どうやって食材を準備すればいい?
初期のレシピってペーストじゃなくていいの?
この記事ではBLWを始める初期から使えるピーマンのレシピを紹介します!
ピーマンは舌や歯茎ですりつぶすのが難しい野菜ですが
風味や食感が面白いので一度はチャレンジしたいですよね!
手づかみ食べ
BLWでは赤ちゃん主導の食事を推奨しています。
ペーストではなく、柔らかくした固形物を目の前に提供し、赤ちゃんが自分で手づかみして食べます。
ペーストやピューレなど、裏ごしする必要が無いのでめっちゃラクです!
ピーマンやパプリカはスティック状に切りやすいので、手づかみするのはすぐになれると思います。
初期、中期の頃はチューチュー吸ったり、硬めに加熱して歯固めの代わりにカミカミするのがおススメです。
歯が生えてくれば噛んですり潰して食べられるようになりますので、焦らず色々な食材の味や食感、感触を経験できる機会を与えてあげましょう!
栄養素
ピーマンの栄養素はこちら。
特徴的な栄養素は、ビタミンC、カリウム、β-カロテン、食物繊維です。
栄養成分 | 100g当たり |
熱量 | 20kcal |
タンパク質 | 0.9g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 | 2.3g |
ビタミンC | 76mg |
カリウム | 400mg |
β-カロテン | 400μg |
食物繊維 | 2.3g |
ピーマンに含まれるビタミンCは熱に強いと言われており、加熱しても栄養素をしっかり摂取できます。
鮮やかな緑色で夏が旬ですが、通年手に入れやすい野菜です!
1.ビタミンC
ビタミンCは白血球の機能を高め、免疫力を高める(風邪や病気の細菌から守る)働きがあります。
皮膚や血管を丈夫に保ち、植物性食品から摂れる鉄の吸収を助けてくれます。
体の中で作り出すことができないので、毎日バランスよく摂り続けたいですね!
2.β-カロテン
β-カロテンは体内でビタミンAに変換される栄養素です。
体内のビタミンAが少ない時には変換されますが、多い時にはそのまま排出されるので摂りすぎても過剰症の心配はありません。
β-カロテンは油脂に溶けやすい「脂溶性ビタミン」なので、マヨネーズやドレッシングと一緒に食べると吸収率があがります。
3.カリウム
カリウムには塩分量を調整する利尿作用があるため、むくみ予防につながります。
赤ちゃんや乳幼児は塩分の摂りすぎ(過剰摂取)で最悪の場合死に至る危険があることが報じられています。
食塩のナトリウムは、カリウムと一緒になると体外に排出されるので、カリウムは毎日摂取したいですね。
4.食物繊維
ピーマンには不溶性食物繊維が豊富に含まれていて、腸の蠕動運動を促して便の排出を助けてくれます。
水溶性食物繊維も含まれているので、便を柔らかくしたり滑りを良くして排出を促してくれます。
離乳食が始まると母乳やミルクだけで過ごしていた頃に比べ、腸内環境がガラリと変わり
急に便秘になってしまうことも。
赤ちゃんは急に便秘っぽくなることもあるので、食物繊維をしっかり摂りたいですね!
分類
私は献立を考えるときに、以下のA~Dを意識して組み立てています。
- A:炭水化物
ごはん、パン、うどん、パスタ等 - B:タンパク質
肉、魚、卵、豆腐、納豆等 - C:野菜
- D:フルーツ
ピーマンはCの野菜グループで、その中でも色や栄養が濃い【緑黄色野菜】です。
分類やメニューの組み合わせについてはこちらをご覧ください!
調理法
BLWの初期から使えるピーマンは電子レンジでサッと加熱するだけで簡単に提供できますが、他の食材に比べて少し掴みにくい、食べにくいかもしれません。
娘は結構苦戦して、そのまま手づかみで食べられたのは2~3回です・・・
離乳食の後期~完了期頃からはモリモリ食べるようになりました!
調理方法は簡単なので、まずはチャレンジしてみましょう!
電子レンジ
◆材料(作りやすい量)
ピーマン:1/4個(少なくても多くても問題ありません)
◆下準備
①水で良く洗う。
②半分に切り、ヘタと種を取り除く。
③細長く切る。
チンジャオロースの時の様に長細く切ります。
初期の頃は太めに切ると掴みやすいです。
◆調理法
①耐熱皿に入れ、少量の水をふりかける。
②ラップをふわっとかける。
③500wで30秒~1分加熱する。
④粗熱を取り、清潔な保存容器に入れ冷蔵庫で保管する。
加熱しすぎてしなしなになり過ぎないように
加熱時間は調整してください。
ポイント
・水で良く洗い、汚れはしっかりと洗い流します。
・野菜の水分量や季節によって加熱時間は変わります。
様子を見ながら、加熱時間を調整してください。
・清潔な保存容器に入れて、1~2日程度で食べきりましょう。
※冷蔵庫の開け閉めや庫内温度で品質は変わります。
赤ちゃんに提供する前に品質チェックしてください。
我が家はイワキのガラス保存容器を愛用中です!
アレンジ
離乳食の後期や完了期になると、味付けしたおかずの登場回数が増えてくると思います。
我が家でよく作っているのが“ピーマンのおかか和え”です。
味付けはウェイパーだけなので、とっても簡単!
◆材料(ピーマン3~4個分)
・ピーマン:3~4個
・ウェイパー:小さじ1/2弱(調整しながら)
・おかかふりかけ:小さじ1
・ゴマ:好きなだけ
◆下準備
・ピーマンはよく洗い、ヘタと種を取り除いて細切りにする。
◆調理法
①耐熱皿に細切りにしたピーマンを入れ、ふわっとラップをする。
②電子レンジで500w2分加熱する。
③火傷に気を付けながら取り出し、ラップを外してピーマンをざっくり混ぜる。
④もう一度ラップをして500wで1分加熱する。
⑤火傷に気を付けながら取り出し、ピーマンが熱いうちにウェイパーを入れよく混ぜる。
⑥おかかとゴマを入れ更に混ぜる。
ウェイパーは少量で味がしっかり出るので、少なめに入れて味を調整します。
おかかふりかけにも塩気があるので、ウェイパーの入れすぎに注意です!
おかかふりかけはしっとりタイプがおススメです!
こちらは減塩なので、赤ちゃんや子供の食事にも安心です!
娘は1歳半の頃からこのピーマンのおかか和えが大好きで、出すとほぼ毎回お替りしてくれます。
我が家流【無限ピーマン】です!
さぁ、やってみよう!
ピーマンは苦味があり、子どもの苦手な食べ物の代表格の様なポジションですが、様々な食べ物があるという経験をする上では欠かせない野菜です。
加熱すると柔らかくなるのでやや掴みにくいですし、歯が生え揃わない時期は噛み切ることは難しいと思います。
BLWを始めたばかりの赤ちゃんには難易度が高い食材だと思いますが、色々な経験をさせてあげるという意味でも、是非チャレンジしたい食材です。
加熱してもビタミンCが残りやすいのも嬉しいポイント。
もちろん大人にも必要な栄養素なので、色々と工夫して赤ちゃんと一緒に食べてみてくださいね~。
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