離乳食が始まると様々な食材から栄養を摂るようになりますが、中でも鉄分はしっかりと摂取したい大切な栄養素。
この記事では、補完食の観点も含め、鉄分不足におススメの離乳食レシピや簡単に鉄分を補給できるベビーフードの活用方法をご紹介します。
補完食って何?という方はこちらの記事をどうぞ!
赤ちゃんが鉄分不足?
赤ちゃんはお腹の中にいるときに母体から鉄分をもらい、体の中に貯蔵鉄として蓄えた状態で生まれてきます。
生まれてからは母乳やミルクから鉄を摂取しますが、足りない分は貯蔵鉄を使います。
しかし、生後5~6ヶ月で蓄えが少なくなってくるので、離乳食から鉄分を補給する必要があるのです。
1日の摂取目安量はこちら。
男 | 女 | |||
推定平均必要量 | 推奨量 | 推定平均必要量 | 推奨量 | |
6~11(月) | 3.5 | 5.0 | 3.5 | 4.5 |
1~2(歳) | 3.0 | 4.5 | 3.0 | 4.5 |
3~5(歳) | 4.0 | 5.5 | 3.5 | 5.0 |
難しいことは考えず、1日3.5~4.5mgを目標にしましょう!
鉄分が不足するとどうなるの?
鉄分が不足した状態が続くと鉄欠乏性貧血となり、様々な症状が出ます。
例えば、少しの刺激でもイライラ、ぐずぐずしてしまう。
落ち着きがなく周囲への関心が低くなったり、注意力が落ちる等も。
大人でも疲れやすさや筋力低下、頭痛等の症状が現れます。
乳児期は体も心も脳もぐんぐん発達する時期なので、発達に必要ない栄養をしっかり摂りたいですね!
鉄分を多く含む食材
鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2つの種類があります。
ヘム鉄
吸収されやすい鉄分で、動物性の食品に含まれています。
非ヘム鉄
吸収されにくい鉄分で、植物性の食品に含まれます。
吸収を促進してくれるビダミンCやタンパク質と一緒に食べると、効果的に摂取することができます!
鉄分不足を補う簡単!離乳食レシピ
簡単に作れる鉄分補給の離乳食レシピです!
早速作ってみましょう。
マグロのトマト煮
◆材料(作りやすい量/ストック含む)
・マグロ(刺身用がおすすめ):50~60g
・トマト缶(ダイスカットがおすすめ:200g
・玉ねぎ、にんじん、コーン、キャベツ等好きな野菜:80g
・コンソメ顆粒又は醤油:少量
◆下準備
①マグロは0.5~0.7㎝くらいの角切りにする。
②野菜は粗みじんに切る。
◆調理法
①トマト缶、野菜をフライパン又は鍋に入れ、野菜が柔らかくなるまで煮込む。
②マグロを加えしっかりと火を通す。
③コンソメ顆粒又は醤油で味を調える。
コンソメを入れると洋風に、醤油を入れると和風に仕上がります!
粗熱を取ったらフリージングブロックトレーに入れて冷凍すると便利です!
鶏肉とほうれん草のさっと煮
◆材料(作りやすい量/ストック含む)
・鶏もも肉:50~60g
・ほうれん草又は小松菜:100g
・しめじや舞茸など好きなきのこ:30g
・水:100ml
・白だし又はめんつゆ:少量
・みりん:小さじ1
・しょうが(すりおろし/チューブでも可):小さじ1
・油(ゴマ油がおすすめ):少量
◆下準備
①鶏肉は0.5~0.7㎝くらいの角切りにする。
②野菜・きのこは粗みじんに切る。
※ほうれん草の場合は下茹でをおすすめします。
小松菜は下茹でなしでそのまま調理できますが、アクが気になる場合は下茹でしてください。
◆調理法
①フライパンに油をしき、カットした鶏肉を入れてしっかりと焼く。
②きのことほうれん草を加えしんなりするまで炒める。
③水、白だし(又はめんつゆ)みりんを入れ弱火~中火で煮る。
④すりおろししょうがを加え、さっと煮る。
しょうがが苦手な場合は③のタイミングで入れて煮込むか、いれなくても大丈夫です。
入れると少ない塩分でも味に奥行きが出ておいしくなるのでおすすめです。
こちらも粗熱を取って小分けにして冷凍するのがおすすめです!
市販のベビーフードで鉄分ちょい足し
鉄分は毎日少しずつ摂取したいけど、毎日手作りも大変です。
市販のベビーフードを活用して、鉄分のちょい足しをしちゃいましょう!
ふりかけごはん
ごはんやおにぎりにふりかけをまぶすだけ!
とっても簡単です!
1食(1.7g当たり)カルシウムと鉄を1日の1/3配合してあります。
野菜コンソメスープ
野菜スープの素にお湯を注ぎ、下茹でしたにんじんやブロッコリーを加えて混ぜるだけ!
1食で0.36gの鉄が摂取できます。ちょい足しに便利!
こちらは塩分が少なくアレンジしやすいお味なので、かなり使いやすいです!
スープに使いやすい野菜の下準備はこちら
まとめ
いかがでしたか?
どれも簡単に作れる鉄分チャージの離乳食レシピを4つご紹介させていただきました。
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