さくらんぼって離乳食初期からあげていい?
BLWでさくらんぼをあげたいけど、どうやって準備すればいい?
初期のレシピってペーストじゃなくていいの?
この記事ではBLWを始める初期から使えるさくらんぼの切り方を紹介します!
さくらんぼはいつから離乳食であげていい?
日本の従来の離乳食では後期頃からがおススメととされていますが、BLWでは形状に気を付ければ初期からあげても良いとされています。
赤ちゃんに色々な体験をしてもらうという意味で、安全性を確保した状態で提供するのはアリだと思います。
手づかみ食べ
BLWでは赤ちゃん主導の食事を推奨しています。
ペーストではなく、柔らかくした固形物を目の前に提供し、赤ちゃんが自分で手づかみして食べます。
ペーストやピューレなど、裏ごしする必要が無いのでめっちゃラクです!
BLWって何?と思った方はこちらをご覧ください。
栄養素
さくらんぼの栄養素はこちら。
特徴的な栄養素は、カリウム、鉄分、ビタミンC、葉酸です。
栄養成分 | 100g当たり |
熱量 | 64kcal |
タンパク質 | 1.0g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 | 15.2g |
カリウム | 210mg |
鉄分 | 0.3㎎ |
ビタミンC | 10mg |
葉酸 | 38μg |
甘みと酸味が絶妙なバランス!
1.カリウム
カリウムには塩分量を調整する利尿作用があるため、むくみ予防につながります。
赤ちゃんや乳幼児は塩分の摂りすぎ(過剰摂取)で最悪の場合死に至る危険があることが報じられています。
食塩のナトリウムは、カリウムと一緒になると体外に排出されるので、カリウムは毎日摂取したいですね。
2.鉄分
さくらんぼには貧血予防や疲労回復に欠かせない鉄も含まれています。
離乳食が始まる生後6ヶ月以降は、生まれたときに蓄えていた体内の鉄分が減ってくる頃なので、積極的に食事から鉄を摂取して貧血を予防しましょう!
鉄分はビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が上がります。
さくらんぼにはビタミンCも含まれているので、効率よく摂取できます!
3.ビタミンC
ビタミンCは白血球の機能を高め、免疫力を高める(風邪や病気の細菌から守る)働きがあります。
皮膚や血管を丈夫に保ち、植物性食品から摂れる鉄の吸収を助けてくれます。
体の中で作り出すことができないので、毎日バランスよく摂り続けたいですね!
4.葉酸
葉酸は“造血のビタミン”と言われていて、新しい赤血球を作り出すのになくてはならない重要な栄養素です。
細胞が新しく作られる時にも重要な働きをするので、成長が著しい赤ちゃんにとっても大切な栄養素。
分類
私は献立を考えるときに、以下のA~Dを意識して組み立てています。
- A:炭水化物
ごはん、パン、うどん、パスタ等 - B:タンパク質
肉、魚、卵、豆腐、納豆等 - C:野菜
- D:フルーツ
さくらんぼはDのフルーツのグループです。
鮮やかな赤色で食欲UP!
甘さと酸味のバランスが魅力的です!
分類やメニューの組み合わせについてはこちらをご覧ください!
調理法
さくらんぼは傷みやすいフルーツなので、食べる直前に切ってください。
旬の時期においしくいただきましょう!
種取り
◆材料(食べやすい量)
さくらんぼ:1個から好きなだけ(食べ過ぎ注意)
◆下準備
ボウルに水をはり、さくらんぼを入れて軽くゆらし洗いする。
長時間水につけるとさくらんぼの旨味が失われるので注意。
冷水で洗うとほんのり冷えて甘さがより感じやすいです!
切り方
①さくらんぼは枝からとり、包丁を種に当たるまで入れる。
種に当たったらそのままぐるっと一周切れ目を入れる。
②両手で身の部分をそっと掴み、捻るようにして種を外す。
アボカドを切る時と同じ要領です!
③種のすぐ上の部分に軽く切り込みを入れて種を取る。
この様に種が無い状態の1/2カットにできました。
④さくらんぼのサイズや月齢、お子様の食べる様子に応じて更に半分にカットする。(1/4カット)
ポイント
・さくらんぼに含まれるソルビトールという成分は下痢の原因になりますので食べ過ぎに注意しましょう。
・必要であれば皮を剥いて提供してください。
薄皮に軽く切り込みを入れ、沸騰したお湯に30秒ほど入れると皮がむけます。
又は一度冷凍させてから半解凍の状態にするときれいに皮が取れます。
初期・中期の頃は“こんな果物もあるよ~”という紹介をする気持ちで提供しましょう。
掴めない、口まで運べない、食べても口から出すということは高確率で起きると思ってください。
月齢が上がったら、必ず美味しく食べられるタイミングがきますので、焦らず見守りましょう!
さくらんぼの保存方法
さくらんぼは傷みやすいので、購入したら2~3日以内に食べきりましょう。
保存容器にキッチンペーパーを敷き、さくらんぼを優しく移し替えます。
※水洗いは不要。そのままの状態で容器に入れます。
我が家はイワキのガラス保存容器を愛用中です!
さぁ、やってみよう!
甘さと酸味の絶妙なバランスが魅力のさくらんぼ。
つやつやと輝いていて宝石のような鮮やかな赤い色が目にも美味しいですね!
利尿作用、むくみの改善、美肌効果など大人にも嬉しい栄養がたっぷりなので、赤ちゃんと一緒に食べてみてくださいね~。
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